名もない手仕事のものたち。
2009年 07月 27日
夏至も過ぎ、すこしづつ日が短くなって来ると夏は本番。
土用の丑の日にうなぎなど食べる必要もなかったのは数年前まで。
やっぱりバテるよね〜。うなぎは一番効くかな〜ということで
なんだかんだ言いつつもうなぎに食指は動く。
ウナギの旬は夏でないというのに。
とわいえ、まだこの夏、うなぎまでは手を出していない。
涸沼のしじみを見つけては土用しじみだ。
茄子のおいしそうなのを見つけてはナス漬けをしているし
麦茶をたっぷりつくってごくごくと飲む。
団扇で扇ぎ涼をとるのも風流である。
団扇と言えば、夏には関係がないがときどき食べたくなってつくる稲荷寿司。
先日も、ゆっくりと時間をかけ、ついでにのり巻きもとつくりはじめた、、ごはんを固めに炊いて酢飯をつくる。
この時にとっても困っていることがある。
酢飯をつくるにはすし酢をごはんにまぶす。がこの時大事なのは酢を飛ばすこと。
団扇で扇ぐ。
引っ越しでたくさん有った団扇を遠慮なく処分した。
なんと今年は団扇がなーーーいと騒いでいる始末。不景気にも困ったもんだ。以前なら困るほど入らないと言っても集まってくる団扇。どこからも集まってこない。
お金を出して買うなら気に入ったものが良いのだが気に入ったものってなかなかないもんで
この間まで使っていた館山団扇はお気に入りだったがあまりに使いすぎて申し訳ない感じになってしまったので荼毘に付した。
こういう地方の手仕事のようなものはその地でないとなかなか見つけられないことが多い。
そしてよほどでない限り名もない手仕事のものは案外ひっそりと生存していて
自分たちの存在を主張しない。
今度はどこで出会えるだろうか、、、。
家の掃除で掃除機を使うことが母からの遺伝なのかなんだかとってもおっくうで
普段の大抵の掃除は箒を使っている。
良い箒(もちろん値段もだが)は一生もんだというのを何かで目にして以来いつかそんな箒を手に入れたいもんだと虎視眈々?と思っていた。
これまで、いつでも引っ越しのときにそれまでの箒を処分しては使いたい箒を吟味する時間がないまま、家庭金物屋の店先にあるきっと輸入品だろうという感じの箒を間に合わせに買ってしまう。
一度買うとそうそうは捨てるには忍びなくなり、使いづらいままの箒を使用することになってしまう。
今の家はまたこれまで以上に箒頻度が増して柄の短いその箒を使っていると腰がいたくなる。
掃き掃除がすむ頃にはあいた多々とまるでお婆さんのような様相になってしまう。
意を決して箒を買い求めようとネットのなかをあっちこっちと覗く。
なんだか有名な伝の字の箒。
気の利いたスローライフ商品を扱うお店で見かけるが値段も手頃なもの(と言ってもそれまでの1本1000円程度の箒の数倍のもの)は伝の字の商品のラインナップの中で下の方とあってあんまり感心するほどのできばえではない。
本当は手に取ってみて買いたいものだが箒の種類が豊富に並んでいるようなお店などそうそうはない。
デパートの催事で職人さんがちょっとしたコーナーに座り込んで制作しているのを見せながらの販売のところにでも出くわさないとなかなか見つけることは少ないだろう。
さらになんだかこのごろでパートという場所が疎遠になってきてる。
そして闇雲にデパートをはしご下からと言って箒屋さんに出会える確率も少ないだろうことは間違いがない。じゃあ情報網を酷使してネットのサイトを散々と見て行ったところでそんな催事にも出くわさない。
アーでもないコーでもない。と頭を悩ます日々が続いた。
なんだか箒で振り回されている私達。
えーーーーい。なんかないのか!
とばかりに座敷箒を検索しまくると
”つくば箒”なるものがある。
その昔箒草の産地だったつくばには家内生産のような箒をつくる人たちがたくさんいたそうだ。
そういえば、家の箒は昔は自転車で今は軽トラのたくさんの箒を積んで売りにきていたんだった。
つくばの箒!?
よくよく見ると茨城の特産品としても名を連ねている様子。
あの伝の字さんの箒のラインナップの中にもつくばの職人の作というのもあったっけ。
何だ、、箒職人のいるところなんだ!
見て変えないなら取りあえず使ってみるというところで手を打とう、、、高価な箒は私達には不相応だろうしということで。
サイトもすごく素朴な
筑波の座敷箒(ほうき)販売というもの。
メールで注文をしてお金を振り込んで2−3日やって来たその箒は
軽いのに掃きやすい♪
そして魔女の箒を彷彿とさせる、、といってももちろん魔女の箒は座敷箒ではないけど
なんだかかわいい♪♪
同封された明細書がはいった封筒の裏側には筆ペンで○田○吾箒販売と手書きで書かれている。
とっても微笑ましい感じ。気持ちもほっこりとして来る。
これまでの1000円の箒の何倍も使いやすい。
一生は無理でも私達には使うたびに心地よさをくれてごみもすっきりと綺麗にとってくれる。
十二分である。
名もない人たちのぬくもりのあるものはあらやおろそかには出来ない。
ものを大切に、、そんな標語のようなポスターをときどき見かけるけれど
こうして誰かのぬくもりを感じるものを使って行けば自ずと育つ心のように思う。
エネルギーを使わないから電気代もないし、音もでないからいつでも掃除が出来る。
さて、今日もまた箒を使って掃き掃除しなくっちゃ!
今日もありがとう。
良い一日を〜♪
土用の丑の日にうなぎなど食べる必要もなかったのは数年前まで。
やっぱりバテるよね〜。うなぎは一番効くかな〜ということで
なんだかんだ言いつつもうなぎに食指は動く。
ウナギの旬は夏でないというのに。
とわいえ、まだこの夏、うなぎまでは手を出していない。
涸沼のしじみを見つけては土用しじみだ。
茄子のおいしそうなのを見つけてはナス漬けをしているし
麦茶をたっぷりつくってごくごくと飲む。
団扇で扇ぎ涼をとるのも風流である。
団扇と言えば、夏には関係がないがときどき食べたくなってつくる稲荷寿司。
先日も、ゆっくりと時間をかけ、ついでにのり巻きもとつくりはじめた、、ごはんを固めに炊いて酢飯をつくる。
この時にとっても困っていることがある。
酢飯をつくるにはすし酢をごはんにまぶす。がこの時大事なのは酢を飛ばすこと。
団扇で扇ぐ。
引っ越しでたくさん有った団扇を遠慮なく処分した。
なんと今年は団扇がなーーーいと騒いでいる始末。不景気にも困ったもんだ。以前なら困るほど入らないと言っても集まってくる団扇。どこからも集まってこない。
お金を出して買うなら気に入ったものが良いのだが気に入ったものってなかなかないもんで
この間まで使っていた館山団扇はお気に入りだったがあまりに使いすぎて申し訳ない感じになってしまったので荼毘に付した。
こういう地方の手仕事のようなものはその地でないとなかなか見つけられないことが多い。
そしてよほどでない限り名もない手仕事のものは案外ひっそりと生存していて
自分たちの存在を主張しない。
今度はどこで出会えるだろうか、、、。
家の掃除で掃除機を使うことが母からの遺伝なのかなんだかとってもおっくうで
普段の大抵の掃除は箒を使っている。
良い箒(もちろん値段もだが)は一生もんだというのを何かで目にして以来いつかそんな箒を手に入れたいもんだと虎視眈々?と思っていた。
これまで、いつでも引っ越しのときにそれまでの箒を処分しては使いたい箒を吟味する時間がないまま、家庭金物屋の店先にあるきっと輸入品だろうという感じの箒を間に合わせに買ってしまう。
一度買うとそうそうは捨てるには忍びなくなり、使いづらいままの箒を使用することになってしまう。
今の家はまたこれまで以上に箒頻度が増して柄の短いその箒を使っていると腰がいたくなる。
掃き掃除がすむ頃にはあいた多々とまるでお婆さんのような様相になってしまう。
意を決して箒を買い求めようとネットのなかをあっちこっちと覗く。
なんだか有名な伝の字の箒。
気の利いたスローライフ商品を扱うお店で見かけるが値段も手頃なもの(と言ってもそれまでの1本1000円程度の箒の数倍のもの)は伝の字の商品のラインナップの中で下の方とあってあんまり感心するほどのできばえではない。
本当は手に取ってみて買いたいものだが箒の種類が豊富に並んでいるようなお店などそうそうはない。
デパートの催事で職人さんがちょっとしたコーナーに座り込んで制作しているのを見せながらの販売のところにでも出くわさないとなかなか見つけることは少ないだろう。
さらになんだかこのごろでパートという場所が疎遠になってきてる。
そして闇雲にデパートをはしご下からと言って箒屋さんに出会える確率も少ないだろうことは間違いがない。じゃあ情報網を酷使してネットのサイトを散々と見て行ったところでそんな催事にも出くわさない。
アーでもないコーでもない。と頭を悩ます日々が続いた。
なんだか箒で振り回されている私達。
えーーーーい。なんかないのか!
とばかりに座敷箒を検索しまくると
”つくば箒”なるものがある。
その昔箒草の産地だったつくばには家内生産のような箒をつくる人たちがたくさんいたそうだ。
そういえば、家の箒は昔は自転車で今は軽トラのたくさんの箒を積んで売りにきていたんだった。
つくばの箒!?
よくよく見ると茨城の特産品としても名を連ねている様子。
あの伝の字さんの箒のラインナップの中にもつくばの職人の作というのもあったっけ。
何だ、、箒職人のいるところなんだ!
見て変えないなら取りあえず使ってみるというところで手を打とう、、、高価な箒は私達には不相応だろうしということで。
サイトもすごく素朴な
筑波の座敷箒(ほうき)販売というもの。
メールで注文をしてお金を振り込んで2−3日やって来たその箒は
軽いのに掃きやすい♪
そして魔女の箒を彷彿とさせる、、といってももちろん魔女の箒は座敷箒ではないけど
なんだかかわいい♪♪
同封された明細書がはいった封筒の裏側には筆ペンで○田○吾箒販売と手書きで書かれている。
とっても微笑ましい感じ。気持ちもほっこりとして来る。
これまでの1000円の箒の何倍も使いやすい。
一生は無理でも私達には使うたびに心地よさをくれてごみもすっきりと綺麗にとってくれる。
十二分である。
名もない人たちのぬくもりのあるものはあらやおろそかには出来ない。
ものを大切に、、そんな標語のようなポスターをときどき見かけるけれど
こうして誰かのぬくもりを感じるものを使って行けば自ずと育つ心のように思う。
エネルギーを使わないから電気代もないし、音もでないからいつでも掃除が出来る。
さて、今日もまた箒を使って掃き掃除しなくっちゃ!
今日もありがとう。
良い一日を〜♪
by sola-1-sola
| 2009-07-27 09:31