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展開。

生きているといいことだって必ずやってくるんだよねー!
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耳の治療で訪れた鍼灸院。
先生は50代になったばかり、いろいろなことが見えて来て治療の成果も実感して
楽しそうにほんと楽しそうに治すこと癒すことにむきあっているように感じるひと。

私の難聴の突発性難聴もこれまで100%の治癒率!で治療成果を上げて来た。
20回だったかな?を目処に考えてください
と最初の日に言われたけれど、
これまでそんなに長くかかる人はいなかったようだった。
5回をすぎ、変化が無いことに先生が驚いていた。
わたしは20回と思っているから特に何も感じなかったけれど
大抵は数回で治療は終了しているか、変化が見られるという。
のに、、、
もう20回を遥かに越え、たぶん40回ぐらいだろう。

随分身体は変化した。
冷えもなくなったし。背中のコリも改善されてるし。
夏バテにも夏風邪にも見舞われず、汗疹はあるけれど、元気で過ごせている。

けれど、、、8月に入ってから何度か、夜中に暑さに苦しくなって目が覚めるときが何度かあった。
鈍感な私は、熱中症をおこしていたということに気づかずにいた。
ある時、それが熱中症で、気温に関係なく起きていることに気づいた。
うちは有り難いことに、夜窓を開けていれば暑い夜はほぼ無かった。
なのに、である。

それが決まって治療を受けた日だと気づいたのがなんと8月も終わりの先週のこと。ほんと鈍感。

で、先週の治療の時にその話をすると先生の顔が曇る。
鍼灸で熱中症をおこすなど思いも因らなかったようだ。

熱中症をおこせば、身体の体力は一気に減るし、疲れるし、耳の周りの炎症をとって来た筈が
その身体が発している熱で良くなれないどころか悪化させてしまう。
治療の翌日は当然の様に耳の具合は悪い訳だし。

で、急遽、先週の治療でお灸の箇所が減らされた。
先生のつぶやきが聴こえる、、わからないな、、、。
それまで週に2−3回通っていたのを、少し間を置きましょうということにして、
一週間後の昨日治療を受けに行った。

その日もやっぱり軽い熱中症の症状がでた。
治療の影響なのは間違いない。けど先生の反応からするとごく稀なことらしい。
どういうことだろうと、思いあぐねていた。

そういえば、私って風邪をひいても熱を出すことが極端に少ない。
平熱が低いというのはもちろんある。37度を超えたぐらいでかなりしんどかったりしていた。
いま思うと身体のなかに熱がこもりやすかったのかもしれない。
となれば、治療が悪いとは言い切れない。
厄介な身体なワケだ。
そんな厄介な患者に対して先生はこの後どうされるだろうと思った。
ひょっとして、もう手だてが無いとか、治療をするのはムリといわれるかなーと

ま、なるようになる。
ダメなら別の手を考えればいい。そんな風に思って昨日治療を受けに行った。

開口一番。
今度一日ボクと付合ってください。
は?突然の誘いに意味が分からない。

へ?
どういうことですかと訊ねると、
先生が、突発性難聴の治療に対して模範というのか、ガイドにして来た治療マニュアルみたいなものがあって、そのやり方の、オーソリティの先生のところに一緒したいというのだ。

その先生は、日本で生まれて、ある時期中国に渡り中国の国家試験を受けて医師免許を持ち、
中国の大学の耳鼻科の医師をされて、
帰国後日本で鍼灸の学校に通い、鍼灸を学んで、治療院を開設された方だという。
西洋医学の知識と理論を身につけて、鍼灸の治療をして特に耳鼻の治療は卓越されている。
だからこそ、鍼灸師が参考にする専門書を編んでいる。

その先生のもとに、私を連れて行ってくれるというのだ。

これまでも、治す為に、他の鍼灸院に行かれたらと勧められたことがあった。
他にいっても、ここ以上のことはないと思う。とほとんど一笑して断って来た。
相乗効果を狙っての、酸素カプセルも私には合わなくって止めたし。

だから、断られるかもねーと覚悟していたのに、、
単なる一患者の私に対して、そこまで考えてくれるなんて。
自分で看板を揚げ開業して20年以上されて来た方が、例え模範にしているとはいえ
頭を下げ、教えを乞い、自ら患者を連れて行くというのは並大抵のことではないだろうと思う。

わがままで、気難しいのは身体だけじゃないと思う時もあっただろうし。
なんでもきっぱりはっきり言ってしまう私に、思うことだってあろうに。

必ず治さないと。
いや治るね。間違いなく。

こういう人の誠意や思いに触れると、難聴になった不幸ですら幸せのもとって思える。
昨日はそんな極上な一日だった。
予約は12日の日曜。新たな展開は必ずいい結果になる。
by sola-1-sola | 2010-09-04 09:00 | 身体

小さな玉から見えてくる世界とか。


by そら
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