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cafe考察。

いなかで育った私にとってcafeは眩しい場所だった。

『大人がたくさん居る!』

珍しく浮き立つ気持ちを与えてくれた場所。
親元を離れてひとり暮らしを初めて
東京でアルバイトを初めてしたのもはらじゅくのcafeだった。

一杯仕立てではなかったけど
ネルドリップでたくさんいれてつくり置きだったけど
味が分からなくとも香りを毎日楽しんだ。

でも、味はずっと苦手だった…
いま思うと新鮮でない豆と
濃く入れたつくり置きで酸化した物だったからかも…
当時はそういう珈琲でも許されていた。

それでも〜

喫茶店 cafeの類いは特別で
いまでも、なくてはならない
なかったら人生つまらんと思うほど大事で大好きな場所。

cafeマニアとかcafe fanとかまあそんな感じの私ですが
インテリアのデザインの事務所に勤務していた時
ひとつは、飲食店とくにcafeの得意なところでしたので
何が嬉しいって、いつでも仕事中もcafeのことを考えていいってこと
仕事だから当然なんだけどそれでも、楽しい時間でした。

一時期某シアトル系その他亜流のカフェが席巻したとき…

そりゃあもう嘆きました。

あんなのはcafeじゃない!と。

で、東京は何処の街にももの凄くあって
つまんなーい。と嘆きまくって…

でも、あのシアトル系と
バブルが弾けた結果、
銀行もお金を貸せなくて=借りれないだけでなく、競合あるしという
とんでもないハンデのなか
それでも出店したいという人たちが
内に秘めた想いをたぎらせ
それぞれに工夫をし
いまカフェの円熟期といえるような
いい時代になったと思う。
cafe考察。_c0199462_1181548.jpg



この本は2001年の出版当時
まだまだシアトル系が強烈で猛威中のなか
エネルギッシュな異色の…今では当り前で揺るぎない店になった
都内のカフェが載っています。

中には閉店していくことができない
個人的に思い入れの強かった往年のorganic cafeも載っています。

cafeを、、、いや店を設計するとき
私はいつもどこかにBGMを意識しています。

その空間に入ったとき、既に流れる音楽を…

この本は一軒ごとの特徴とそこの音楽について、スポットを当てています。
人が集うところ…そこには何かしらの調べがあるのでしょうと思うのです。

円熟期のcafe存分に楽しみましょう〜♪
by sola-1-sola | 2013-06-23 11:38 |

小さな玉から見えてくる世界とか。


by そら
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