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推理より設定が面白い1冊。

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神の値段 一色さゆり

GWに帰省して手にした1冊。
久しぶりのミステリと楽しみにページをめくる。

現代アートの世界の中で起きた殺人事件。

うーん、そごく面白いけれど
殺人事件の推理よりも
そのアートの世界がなんとも新鮮。

知ることのなかった世界が舞台。

ミステリのための舞台設定か
それとも、アートの世界を表現するために起きた殺人事件か。

楽しみは読み手によって違うでしょう。
ギャラリストの世界は興味深く私は後者として楽しんだ。

アートが芸術の世界の中でもしっかりと根を生やす。
芸術が人間の生み出すものではあっても
そこに明確に宿るものには神がある、、、というか
アートという手法で神を現す。

宿るもの現れるものがあるものが芸術なのか、、
そんなことを感じながら最後はミステリーとしての謎解き、、、私には必要だったのかなとも感じる。
ここがあるからこそのミステリーという域になるのかな。

ミステリーでない、作品を楽しみにしたい。




by sola-1-sola | 2017-05-08 19:25 |

小さな玉から見えてくる世界とか。


by そら
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