推理より設定が面白い1冊。
2017年 05月 08日
久しぶりのミステリと楽しみにページをめくる。
現代アートの世界の中で起きた殺人事件。
うーん、そごく面白いけれど
殺人事件の推理よりも
そのアートの世界がなんとも新鮮。
知ることのなかった世界が舞台。
ミステリのための舞台設定か
それとも、アートの世界を表現するために起きた殺人事件か。
楽しみは読み手によって違うでしょう。
ギャラリストの世界は興味深く私は後者として楽しんだ。
アートが芸術の世界の中でもしっかりと根を生やす。
芸術が人間の生み出すものではあっても
そこに明確に宿るものには神がある、、、というか
アートという手法で神を現す。
宿るもの現れるものがあるものが芸術なのか、、
そんなことを感じながら最後はミステリーとしての謎解き、、、私には必要だったのかなとも感じる。
ここがあるからこそのミステリーという域になるのかな。
ミステリーでない、作品を楽しみにしたい。
by sola-1-sola
| 2017-05-08 19:25
| 本